安中・坂本宿景観整備

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2017 土木学会 デザイン賞 奨励賞/安中・坂本宿景観整備

上州の歴史的宿場町・坂本において、主軸の中山道及び周辺地区の景観整備をトータルに提案。

坂本宿は、江戸時代には碓氷峠を超えた中山道の上州最後の宿場として栄え、現代でも歴史的建造物や背後地の地割、道路南側の用水路など、宿場町としての面影を残している。さらに近隣には、碓氷峠鉄道遺産群(丸山変電所、碓氷第三橋梁等)や、それらを結ぶ「アプトの道」等の産業遺産、「碓氷峠鉄道文化村」、「峠の湯」といった観光施設があり、交通安全対策とともに、地域からは将来的にこれら資産を活かしたまちづくりの基盤となる道路空間デザインが求められた。

車道幅員を片側2.75mまで狭め、整備前片側であった歩道の両側設置と歴史的な承水路のせせらぎ水路としての再整備を両立するため道路空間再配分をおこなった。二層化構造で水路を保全しながら新たに歩道空間を創出した。水路を含め境界部に自然石を用いてディテールを集約しながら、歩道部分はあえて除雪やメンテナンスが容易な一般的なアスファルト舗装を選択、将来的な維持管理や地域住民の道路利用に合致した持続する高質な道路空間の実現を目指した。